2015年 10月 18日
南紀・熊野川水系 高田川栂谷
今シーズン9本目と10本目の沢登りには、南紀の谷を選びました。 まずは、熊野川水系・高田川栂谷(とがだに) です。
栂谷で一番の見どころと言えば、写真の ヤケベ嵓(くら) と呼ばれる高さ70~80mもあるという垂直の大岩壁です!
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入渓してしばらく行くと、目の前に南紀特有の、一枚岩を流れ落ちる優美なナメ滝に出会いました。 栂ノ平滝です。
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右手から滝を越えた先に現れた、美しい釜を持つ一枚岩を滑り落ちるナメ滝。 初っ端から南紀特有の形状のナメ滝の連続!
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横に長く広がる4m滝。 ここは右手の斜面を巻き登りました。 今回もソロなので油断は禁物、厳重注意ですね(^_^;)
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こういった大岩の上に木が生えているのを見ると、生命力の強さに感心して見とれてしまう・・・のは私だけではないでしょう。
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縦構図で撮ると、ヤケベ嵓(くら) の高さが強烈に感じられます。 これぞ絶景!!岩壁の基部には高さ15mほどのナメ滝。
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基部にある滝の近くまで行ってみました。 ここは右手の樹林帯でアッサリと巻きました。
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この先は200mか300mの間、延々とナメ床が続きます。 スリップに注意しながら慎重に歩を進めます。
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シャッター速度、1/1000秒です。 完全に止まった水滴が作る、不思議な造形。
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朽ち果てた大木は苔に覆われ、その上にはまた新たな生命の始まりがあります。
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ガンガラ滝(15m) ここは滝のスグ右の岩を縫うように登れそうですが、念のため左岸の樹林帯を登りました。
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屏風のような一枚岩を広がりながら落ちる滝は南紀特有の形状です。 あまり迫力は有りませんが(^^ゞ
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↑ の10m滝を越えると、またナメ床でした。 ちょっと飽きてきた感があったのは事実です(笑) 
だんだんと源流に近づいて二俣を越え、高度を稼いでいくと素晴らしい広葉樹の原生林! これぞ癒しです♪
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稜線に突き当たってスグの烏帽子岩から南を見ると、遠くには熊野灘が見えていました。 そう、ここは和歌山県。
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烏帽子岩からほどなく稜線を辿ると、烏帽子山(標高909.2m) に到着。 一般登山道で駐車地まで90分弱で下山終了!

by alpinism2 | 2015-10-18 22:08 | 登山・クライミング | Trackback


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