2015年 02月 08日
比良山・中谷左俣アルファルンゼ
昨シーズンは左手首を痛めていたために、秋から春の間は全く山に行けてませんでした。
そんなわけで、久しぶりの積雪期クライミングは楽しくて仕方がなかったですねぇ(*^。^*)

今回は、積雪期の比良山(滋賀県大津市)で楽しめる、数少ない岩と雪のMIXルート、中谷左俣のアルファルンゼに行ってきました。
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JR志賀駅から、お喋りしながらノンビリと歩くこと約1時間半、中谷の大堰堤に到着です。
この堰堤、美しいアーチ型で高さは30m位はありそう。 毎回のように下を覗いちゃいますが、落ちたら絶対に死にます(+o+)
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ハーネスやクライミングの用具を装着して、パンやオニギリでお腹も満たして、行動開始! 
堰堤から数分の場所にアルファルンゼの入口はあります。 これは最初の7m滝。 適度に雪が付いていて易しいのでロープは出さず。
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その次に目の前に立ちはだかる10m滝。 左岸から高巻くこともできますが、それでは面白みがありません(^^ゞ
真ん中から取り付き登ります。 階段状になっているので簡単カンタン! 上部で右へ回り込んだら、ハイおしまい。
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このアルファルンゼは、雪の無い時期にはチョロチョロと水が流れる程度の涸れ滝の連続なのです。
登山道に突き上げる高低差約400mの谷は、積雪期には雪に覆われるのですが、その程度は行ってみないと分からない。
ちょっと今回は積雪量が多めのようで、クライミングを楽しむはずが、肝心の岩場(涸れ滝)は埋もれ気味(+o+)
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楽しみにしていた、チムニー(岩と岩に挟まれた狭い空間)のある20m滝も、下部はほぼ埋まってました。 え、マジで!?
当然ロープを出す必要もなく、ただ歩いて登って行けました。 うーん、メッチャ残念!
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この日は暖かく、行動中の気温は0~4℃位。 それでも2mを超える立派なつらら群はお見事! 明け方は冷えるのでしょうね~。
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最後の20m滝も、ほぼ埋まっていました(+o+) もう、この上には大した岩場はナシ! ここが一番面白い箇所なのに(^_^;)
べったりと雪が付いていてロープは不要な感じでしたが、経験の少ないメンバーの練習の為にロープを使いました。
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傾斜のある場所では太もも近くまで体が潜ってしまう状態。 ここぞとばかりに、みんなでラッセル大会!
いかに大量の雪の中を効率よく前進できるか・・・ラッセルは練習あるのみです。 面白いけど、しんどい。 やりたくない(笑)
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いい加減ラッセルに飽きてきた頃に、急に目の前が開けてなだらかな雪面が広がりました。 もう稜線の登山道はスグそこです!
ルンゼに入ってから約4時間半で登山道に突き当たりました。 登攀装備を解いて、駅前の居酒屋を目指して転がるように下山しました(笑)
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EOS 5D MarkⅢ + EF16-35mm F4L IS USM

by alpinism2 | 2015-02-08 22:05 | 登山・クライミング | Trackback


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