2015年 05月 08日
南紀・熊野川水系 小口川滝本北谷 ~後編
4月末に登った南紀の美渓 熊野川水系小口川滝本北谷 ~前編 の続きです!   
※ 同業の沢登り愛好家の方へ・・・・・記事の最後に難解と言われる下山のコツを記しておきました。
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屏風滝 (15m) に左岸から少し近寄ってみました。 なんとも言いようのない美しさの滝!
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さらさらと音を立てて一枚岩を流れる清らかな水。
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屏風滝の直下から見上げてみれば、激しく飛沫が降り注いできます。 2-3枚だけ撮って慌てて退散(^^ゞ
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屏風滝を越えるために左岸の枝谷を登って行くと、さらに上にある亀壺滝 (13m) も見えてきました。
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亀壺というのは、このエメラルドグリーンの深い滝壺のことなのでしょう・・・なんとも不思議な造形です。
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亀壺滝は滝のすぐ左の林から簡単に登れました。 その上にはメチャクチャ美しいナメ滝の登場です!!
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しばらくの間、右へ左へと曲がりくねった美しいナメ床が続きます。 苔の緑に萌えまくり(^.^)
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穏やかに流れるナメを囲むように切り立った岩壁が続きます。 これぞ、南紀の谷!って感じです♪
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しばらく河原が続いて単調になってきたなぁ・・・と思っていたら、まだ山桜が咲いていましたよ。
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そろそろ滝が欲しいと思っていたころに、14m滝の登場です。 もう、言う事ナシの美しさ! 滝本北谷バンザイ(笑)
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アカハライモリ。 沢登りではよく見かけますね。 毒が有るらしいですが・・・気にしてません(^_^;)
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締めくくりは柱状節理の壁の前に横たわる、階段状のなだらかな滝。 この後はナメを歩いて水取入口の堰堤が出てきて、終了。
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コメントは前編のコメント欄にお願い致しますm(__)m

 
  ※山行メモ・・・下山路について
下山路が難解で有名ですが、ポイントは一つだけだと思います。滝本本谷の下部の下部には導水管が走っていますので、それに合流できるように地形図を正しく読んで進めば間違えないと思います。
遡行終了した堰堤から左岸の導水管を辿ります。導水管は間もなくトンネルになりますが、そのまま巡視路を登ります。階段を交えて急登すると、顕著な小尾根に突き当たります。これを左に行きます。20~30mほど歩くと二手に分かれるので、ここは右へ。斜面をトラバース気味に登ると、北谷と本谷との尾根の鞍部に着きます。 某・有名沢登りサイトに書いてある、直進が本谷 の看板は無かったです。ここから右へ行きます。しばらく進むとネットに囲まれた広大な伐採地 (約15ヘクタール・社団法人大野保郷会) に突き当たります。伐採地は非常に顕著なゆるい傾斜地なので、地形図と照らし合わせると現在地はスグに分かります。伐採地を回り込み15分ほど歩いて南西に下ったら、植林帯をさらに本谷方向へ下ります(踏み跡なし)。しばらく下る立派なと導水管が現れます。あとは導水管&巡視路を辿れば滝本発電所に到着です。遡行終了地点の堰堤からユックリ歩いて1時間半でした。

by alpinism2 | 2015-05-08 00:48 | 沢登り・クライミング | Trackback


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