2011年 09月 24日
思い出のヒマラヤ登山・7 ~C1(キャンプ1)までの道のり
10年前の2001年秋に行った、ヒマラヤ7000m峰の登山の回想録の7回目です。

私はこの遠征登山で高所食料とビデオ撮影の担当をしていました。
自分の写真用には銀塩コンパクト・オリンパスのμを持って行きました。
低温によりバッテリーの消耗が早いので、カメラとビデオは常に体に近い部分に付けていました(+o+)


ABCから徒歩数分で南西稜の山すそです。 出だしは傾斜は緩いですが凍った岩場でした。
前を行くのは同じ隊のメンバーの二人です。 ビデオ撮影があるので、なるべく後を登っていました。
思い出のヒマラヤ登山・7 ~C1(キャンプ1)までの道のり_e0178131_2149266.jpg


最初の岩場をすぎるとなだらかな雪面が続いていました。 これは先頭に出て撮影。
思い出のヒマラヤ登山・7 ~C1(キャンプ1)までの道のり_e0178131_21593385.jpg


登っていく左上を仰ぎ見ると、遥か先に7036mのピークが見えます! 手前のピークには雪煙が舞っています。
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雪面の次は、ヒマラヤ襞(ひだ)と呼ばれる雪の尾根をひたすら登り、高度を稼ぎます。
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岩場はそれほど難しくないのですが、なにしろ初めての高所登山なので体は重くて重くて(+o+)
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なるべく登りやすい箇所を選んで拓いたルートには、安全のためにFIXロープを固定しています。
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雪稜と岩場と繰り返し登って南西稜に突き上げた後は、ピークの方向に稜線伝いに進みます。
C1までは荷揚げや高度順化で何回か登りましたが、ABCから約5時間半だったか・・・私の記録が曖昧。
写真は斜めになった岩棚に張ったC1のテント(4人用)です。 標高は約5950m。
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これは10月に入った晴れた日にC1で撮ったもらったショットです。 かなり雪焼けした若かりしワタクシ(^^ゞ
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次回はC1からC2までの写真の予定です!

『思い出のヒマラヤ登山・1 ~ネパール・カトマンズにて』は→コチラ
『思い出のヒマラヤ登山・2 ~ナムチェまでの道のり』は→コチラ
『思い出のヒマラヤ登山・3 ~ナムチェ・バザールにて』は→コチラ
『思い出のヒマラヤ登山・4 ~ゴーキョにて』は→コチラ
『思い出のヒマラヤ登山・5 ~ベース・キャンプの設営』は→コチラ
『思い出のヒマラヤ登山・6 ~BCとABC』は→コチラ


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by alpinism2 | 2011-09-24 22:24 | 登山・クライミング | Trackback | Comments(18)
Commented by hairpriori at 2011-09-24 22:38
男゛ですね!

ぽち!
Commented by まーぶ at 2011-09-24 22:58 x
2枚目の写真は映画の一場面のようですね。
雪焼けした顔が男前ですね。

ポチ!
Commented by wikeycam at 2011-09-24 23:21
こんばんわ~。
最近「岳」にはまっていたのでなんだか
映画のようです。
男前~ですね☆
Commented by junking21 at 2011-09-25 01:04
毎回、すごいなぁ・・・・って思いながら拝見しています^^
ホント、すごいなぁ・・。テレビのドキュメンタリーかと思いました・
Commented by takusachihiro at 2011-09-25 01:28
いや~、これは凄い記録であります。
根性の入り方が尋常ではありません。
この先が俄然楽しみになってきました。
Commented by thallo at 2011-09-25 02:58
わ~、本当にすごい!本格的ね。特に雪山の1枚目と2枚目の写真、昔の写真でほんまか君が実際ここにいるっていうのに、ドキドキしながら見ました。「あ~、雪よ、雪崩ないで~」って気持ちで。
1回目、2回目の方は街の観光写真が多かったのに、ここまで来るとまるでプロのドキュメンタリーみたい。そんな素晴らしい経験をしたほんまか君と夏に飲んだんだ。。。と感慨深かったわ。私なんてトレッキングのレベルだもの。はるちゃんのあの見事な歩きっぷりは、ほんまか君の血が流れてるね!
最後の笑顔が達成感を物語ってる!
Commented by キボン at 2011-09-25 05:01 x
普段私たちが完全に見れない景色ですね!
テントの張ってある場所もスゴイんですが・・・
一枚目、2枚目の日付をみるとちょうど10年前の明日ですね!

Commented by pierre1228 at 2011-09-25 05:24
未知の世界ですね
撮影係って前行ったり後ろ行ったりとペース配分が難しいですよね
しかも高所で空気薄いし
こういう大変な思いをするからこそ、頂上では素晴らしい瞬間がまってるんでしょうね
Commented by *hana* at 2011-09-25 09:21 x
うわーーーすごい!
こんなとこを登っていけるんだ~って
TVで見るよりワクワクしながら拝見してます!
すごいな~鳥肌が立ちます!

Commented by muramasa at 2011-09-25 09:27 x
いい笑顔ですねー。
山の男って感じ^^

ビデオ撮影ってほんと大変でしたねー。
10年前だったら機材とか結構大きいですよね。

当時はスキー場ですらバッテリーの消耗激しかったので、
ヒマラヤだったらもっとすごかったと思います。
Commented by niji-no-iro at 2011-09-25 14:18
ひえぇぇ~~~!
これはすごい!完全に冒険家ですね。
私には想像できない世界だぁ~~。。
よくぞ、ご無事で・・・。
最後の笑顔、最高ですね(^^)v
Commented by papacamera at 2011-09-25 17:50
凄い!本物の迫力。
カメラもビデオも冷たかったでしょうね!
何より、無事帰還、素晴らしいです。
Commented by liaison-officer at 2011-09-25 19:58
まさに漢です。
羨望の眼差しで見入ってしまいます。
今後物語り楽しみです。
Commented by itohnori at 2011-09-25 20:24
alpinismさん、今晩は。
 いつも思うのですが、撮影する人は登る人よりも大変な感じがします。
と言うのも、後ろから写したと思ったら、前へ出て撮る。場合によってはルートを外れて撮る。
そしてまた登山者に追いつく。
登山者よりも余計に歩いたり、早く歩いたり。
実際はどうなんでしょうか?
Commented by kazu0611s at 2011-09-25 20:34
こんばんは。
ほんとに命がけですよね!
パパさん、すごい!!
Commented at 2011-09-25 21:08
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by AR-100SL at 2011-09-27 00:42 x
やっぱり山のスケールがでかいですね。
高所恐怖症の私には耐えれないです。
30代前半の頃の体力をもっと有効に使えばよかった・・。
Commented by happy-spice at 2011-09-28 22:10
初めまして。
他の方のブログから飛んできました

ヒマラヤの壮大な写真に感動!!
子供写真も素敵だったのでお気に入りにさせていただきました

今後もちょくちょく覗かせていただきま~す
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